2023年7月7日(金)、七夕に出版予定の世界初の「界隈性デザイン」の究極の入門書「それでも今の居場所でいいですか?」は、当たり前ですが、私の人生経験が着想の元ネタになっています。
今から十数年前、私はバックパッカーとして世界一周の旅にでかけました。「本当の自分」ないしは「自分にとっての理想郷・約束された大地」を探して。
何かと言うと、私は幼少期の頃、自宅にいるのにホームシックになるという拗らせた子供でした。家にいるのに故郷が恋しいような、早く家に帰りたいようなそんな気分になることがありました(割と幸せな家庭で生まれ育っています。念のため。)
当時ブラウン管の小さなテレビを眺めている時、時々強烈に「懐かしさ」を感じさせる情景が映ることがありました。遠い異国の紀行番組等が多かったのを覚えています。
時は流れ、幼児から少年、青年と成長し、自宅で懐郷病に罹る不思議ちゃんは卒業しましたが、「どこかに自分にとっての理想の土地、懐かしさを感じさせる大地がきっとあるのではないか?」とスピリチュアルな事を考えていました。
そして、成人(当時は20歳)の年に単身ペルーへ、その後インドへ。写真を撮影して売るような仕事をはじめ、旅費を稼ぎ、大学3年修了時に休学。1年間かけて世界一周数十ヶ国を巡る旅路に出発しました。
この様々な土地の界隈、人の営みに触れる経験を多感な時期にした経験が、「界隈性デザイン」の思想に繋がっているのは言うまでもありません。
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